ニュース写真集　2001年7月〜9月

京阪電鉄の3000系車両が、7月1日でデビュー30周年を迎えるのを記念して、3000系車両への副標の掲出(7月1日から1ヵ月間)、記念Ｋカードの発売(7月1日)、記念の腕時計の発売(7月28日)など、各種のイベントが行われました。中でも、副標は左右に2枚、しかも副標に画かれている車両のイラストは前後で番号が異なっているという、凝ったものになっています。


Photo : 2001-07-06　中書島−淀

名鉄でモ750の3連運転

名鉄では、谷汲線と揖斐線の一部がこの秋に廃止になると同時に同線の主力であるモ750型が廃車となるのに先立ち、7月1日に同車を3連に組んで記念列車を走らせました。走行区間は黒野−忠節を3往復で、その間、揖斐線はモ780型の単行、谷汲線はモ510型の2連で運用されていました。


Photo : 2001-07-01　旦ノ島−尻毛

京阪男山ケーブルリニューアル

京阪電鉄では、男山ケーブルの車両を45年ぶりに更新し、7月11日より運転を開始しました。新型車両は、本線の9000系にも似た大きな正面窓が特徴で、旧型車両よりも角張ったスタイルの近代的な車両です。なお、車両と同時に設備も全面的にリニューアルされ、ケーブル八幡駅には自動改札も導入されました。


Photo : 2001-07-14　八幡市−男山山上

京阪急行にケーブル副標

京阪電鉄では、男山ケーブルのリニューアルを記念して、本線急行に記念の副標を掲出して運転しました。「ひらかたパーク」の副標と同様、昼間のみの掲出となっています。


Photo : 2001-07-14　中書島−淀

京阪石坂線に「うおーたん号」

京阪電鉄では、大津で開催されている「なぎさエコらいふ21」に協賛して、車両側面にそのキャラクターなどを描いた「うおーたん号」を登場させました。正面には、専用の副標も用意されています。


Photo : 2001-07-20　南滋賀−滋賀里

リバイバル「月光」「しおじ」運転

JR西日本では、山陽本線全通100周年を記念してリバイバル列車「月光」を7月28日に、「しおじ」を7月30日に、新大阪−下関間に運転しました。車両は、天理臨で来阪していた青森の583系が使用され、583系国鉄色が山陽路を走る姿が実現しました。出発に先立ち、新大阪ではセレモニーも行われました。


Photo : 2001-07-28　新大阪

各地から天理臨が運転

天理教の「こどもおぢばがえり」の開催に伴い、日本各地から天理臨が運転されました。中でも、札幌からの運用には「ドラえもん」装飾付きの14系が使用され、注目を集めていました。


Photo : 2001-07-29　黄檗−宇治

梅小路蒸気機関車館夜間ライトアップ

梅小路蒸気機関車館で、7月28日〜30日に「SLナイトオブジェ」と題して夜間のライトアップが行われました。C62の1号機と2号機が並んで展示され、ライトに浮かび上がった幻想的な姿を見ることができました。


Photo : 2001-07-29　梅小路蒸気機関車館

京阪大津線に「ギャラリー電車」

京阪電鉄の大津線で、車内に沿線の小学生の絵画を展示した「ギャラリー電車」が運転されました。運転期間は石坂線が8月10日〜16日、京津線が18日〜22日です。使用車両は石坂線が707F、京津線が811Fで、正面には「ギャラリー電車」と書かれた副標がつけられました。707Fのギャラリー電車への使用は昨年と全く同様で、外観上の唯一の違いは客用ドア横の「ガーデンミュージアム比叡」のステッカーの有無くらいです。


Photo : 2001-08-12　南滋賀−滋賀里

近江鉄道で「サイクルトレイン」運行

近江鉄道で、8月6日〜12日までの間、車内に自転車を持込める「サイクルトレイン」が運行されました。持込可能区間は近江鉄道本線の米原〜貴生川間(ただし彦根、水口石橋、貴生川、八日市線の各駅と多賀線は除く) となっており、定期ダイヤの内、指定された列車への持込が可能です。持込可能な列車には、自転車のイラストのマークが正面窓内側に掲げられました。また、持込可能な列車は主に2両編成が使用されたため、普段は単行が中心の米原−貴生川間直通列車にも、2両編成が多く見られました。


Photo : 2001-08-12　朝日野−日野

近江鉄道に特別塗装車

近江鉄道の220型に特別塗装車が登場しました。これは、滋賀県で開催されている「湖国21世紀記念事業」に協賛したものです。車体は、琵琶湖をイメージした水色をベースとして、キャッチフレーズや自然を表現するイラストなどが描かれています。


Photo : 2001-08-12　日野

名鉄谷汲線に「谷汲号」

名古屋鉄道では、9月末で廃止になる各線に、往年の列車名称を冠した列車を復活運転させています。8月18日には、谷汲線に「谷汲号」が510型を使用して運転されました。当日は谷汲山の命日で、昼間には臨時増発が行われており、そのうちの1本を「谷汲号」として運転したものです。


Photo : 2001-08-18　赤石−長瀬

近鉄900系旧塗色車4連運転

近鉄では、今年度で廃車になる900系のうち2本を、登場時の塗色に復元して運転しています。2本は普段は別々の運用に就いていますが、8月25日に貸切列車として、初めて2本を連結して運転が行われました。


Photo : 2001-08-25　近鉄郡山−筒井

京阪特急に名画副標

9月1日から京都市美術館で「レオナルド・ダ・ビンチ 白貂を抱く貴婦人 チャルトリスキ・コレクション展」が開催されるのに合わせて、京阪の特急車に同展の副標が掲出されました。出庫時から入庫時まで、すべての特急車に掲出されています。特急車に沿線の催し物の副標が掲出されたことは、近年ではほとんどありませんでした。


Photo : 2001-09-01　中書島−淀

名鉄「北アルプス」が廃止

私鉄線からJR高山線に乗り入れていた、名鉄の「北アルプス」が9月30日限りで廃止になりました。JR東海のキハ85と同性能の車両を使用し、高山線内では「ひだ」と併結を行うという点でも、異色の列車でした。使用車両である名鉄キハ8500系は車齢も若く、列車廃止後の去就が注目されます。


Photo : 2001-09-22　飛騨金山−焼石

名鉄ローカル4線が廃止

9月30日限りで、名鉄のローカル4線が廃止になりました。廃止になったのは、谷汲線の全線、揖斐線の黒野−本揖斐、竹鼻線の江吉良−大須、八百津線の全線です。廃止に先立ち、各線では臨時列車や記念列車の運行、「さよなら」文字入りの行き先板の掲出など、記念イベントが行われました。


Photo : 2001-09-22　清水−本揖斐

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