ニュース写真集　2004年1月〜3月

京阪電鉄本線は、正月の1〜4日に正月ダイヤによる運転を実施しました。昨年のダイヤ改正から通常ダイヤでも昼間時10分ヘッドが実施されていますが、正月ダイヤは例年通り10分ヘッドで特急・急行・普通が運転されました。このため、京都方では改正以来久しぶりに昼間時の急行や普通を見ることができました。なお、特急はダイヤ改正で停車駅が増えたため、昨年同様の10分ヘッドでも所用本数が1本増加し、13本使用になりました。これには、特急車全編成と9000系2本が充当されました。

Photo : 2004-01-03　中書島−淀

京阪電鉄では、昨年秋から京都開催に合わせ臨時列車「Gallop」を運転していますが、今シーズンからは上り列車も運転されるようになりました。昨年秋までは、上り列車は通常の淀屋橋−枚方市の準急を淀まで延長運転していましたが、今シーズンからは枚方市−淀間を急行として運転されます。列車の行先表示は、淀屋橋−枚方市が「準急　枚方市」、枚方市−淀間は「急行　淀」となります。昨年と同様の副標が全区間で掲出されますが、副標のデザインは上りにも使えるように表記が改められています。

Photo : 2004-01-11　八幡市−橋本

京阪電鉄大津線で、「おでんでんしゃ」と銘打った貸切電車が運転されました。これは、その名の通り、車内でおでんを食べながら宴会を行うというものです。行程は、四宮−浜大津−石山寺−坂本−近江神宮前となっており、昨年7月の「ビール電車」以来、久しぶりに石坂線車両が京津線にも入線しました。使用車両は605-606で、専用の副標の他、車体にも文字の装飾が施されました。

Photo : 2004-01-24　四宮

京阪電鉄石坂線で、昨年秋のダイヤ改正をPRするため、車体にPR広告を貼り付けた編成が登場しました。対象となったのは、601+602と701+702の編成で、それぞれ車体側面と正面にPRの文字が取り付けられましたが、正面の文字はその後取り外され、側面のみとなりました。

Photo : 2004-02-01　浜大津−三井寺

京阪電鉄石坂線では、2月14日〜21日に浜大津周辺で行われるイベント「浜大津春待ち灯り」をPRするため、車体に電飾を取り付けた車両を2月3日〜21日に運転しました。電飾が取り付けられたのは703+704と709+710の編成です。側面中央に「春待ち灯り」の文字をかたどったモールが取り付けられ、その周りと車体側面外周部に電飾が取り付けられています。昼間は電飾は消灯していますが、日没後は電飾を点灯して走行します。

Photo : 2004-02-11　近江神宮前

京阪の淀屋橋延長40周年を記念して特急色に復元された1900系は、3月17日から検査入場するため、特急色での運転は同日で見納めとなります。入場を前に、「おりひめ」への充当や、宇治線での運転、さらには臨時特急としての運転などのイベントが行われました。なお、イベントに先立ち、3月1日夕方から、従来取り付けられていた副標が取り外された状態で、通常の運用に就いています。

Photo : 2004-03-04　中書島



見納め運転の各列車
	急行	2004-03-02　丹波橋
	準急	2004-03-05　野江
	区間急行	2004-03-05　西三荘
	Ｋ特急「おりひめ」	2004-03-12　星ヶ丘−村野
	準急「ひこぼし」	2004-03-15　京橋
	宇治線	2004-03-06　観月橋−桃山南口
	交野線	2004-03-13　私市


見納め運転の中でも最大のイベントとなる、リバイバル・トレインの運転が3月14日に行われました。これは、上下計4本の臨時特急として天満橋−三条を2往復するもので、定員制で途中駅はノンストップで運転されました。4本のうち3本には往年の副標が取り付けられ、残りの1往復は通常の「臨」標識ながらも両側に標識を掲げた姿を復元するなど、こだわりの演出がなされました。また、「まいこ」は大阪側と京都側で副標の色が異なるものが用意され、回送は鳩の特急標識を裏返して回送標識を掲出しただけでなく、天満橋→萱島の大阪側は回送標識を2枚掲出するといった、細かなファンサービスも用意されました。



リバイバル・トレイン
	リバイバル臨時特急「びわこ」号	2004-03-14　八幡市−橋本
	ちびっこ臨時特急	2004-03-14　中書島−淀
	リバイバル臨時特急「比良」号	2004-03-14　中書島−淀
	リバイバル臨時特急「まいこ」号（大阪側）	2004-03-14　中書島−淀
	リバイバル臨時特急「まいこ」号（京都側）	2004-03-14　中書島−淀
	回送（京都側）	2004-03-14　大和田
	回送（大阪側）	2004-03-14　大和田


見納め運転の最終日となる17日には、特急車時代の一般運用を再現するため、鳩の特急標識を裏返し、行き先表示板を使用しての運転が行われました。



	一般運用時の姿	2004-03-17　鳥羽街道
	最後の回送	2004-03-17　野江
	行き先板と裏返しの鳩マーク	2004-03-17　八幡市

京阪電鉄の1929編成が3月上旬に検査を終えて出場しましたが、その際に1992号車のパンタが撤去されました。ランボードなど、パンタ回りの部品は残されたままです。先に検査を受けて出場した1913編成もパンタが一部撤去されており、これらの編成は、1編成中にパンタが2台のみとなっています。

Photo : 2004-03-17　野江

京阪電鉄では、NHK大河ドラマ「新選組!」の放映に合わせて、9004編成にラッピングを行い「SHINSENGUMI-TRAIN（新選組トレイン）」として3月15日から運転を開始しました。Ｍ車には車両全体のラッピングが施され、Ｔ車にはPR文字や新選組の旗をデザインしたマークが貼り付けられ、混色編成に見えます。また、同じ先頭車でも、京都側の9004と大阪側の9054ではデザインが異なっています。なお、先頭車には旗をデザインした副標も取り付けられています。

Photo : 2004-03-21　中書島−淀

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