ニュース写真集　2004年4月〜6月

京阪電鉄の淀屋橋開通40周年を記念して特急色に変更された1919編成は、3月17日から検査入場していましたが、4月13日に出場し、翌日から運用を開始しました。出場に際して、特急色は一般色に戻されましたが、特急色に変更されたときに正面貫通路に取り付けられた、特急マーク取り付け用の金具は撤去されずに、そのままとなっています。

Photo : 2004-04-14　中書島

京都市交通局東西線の六地蔵延長に備えて増備された車両が、地下に搬入されました。増備されたのは6両編成が3本で、2月、3月、4月にそれぞれ1編成が搬入されました。1本の編成は、1日あたり2両ずつの割合で、3日かけて搬入されました。初日が六地蔵方先頭車と中間車の各1両、2日目は中間車2両、3日目が二条方先頭車と中間車の各1両となります。東西線は車庫も含めてすべて地下区間にあるため、車両の搬入は醍醐車庫の北側にある車両搬入口から、クレーンを使用して地下へ降ろされます。

Photo : 2004-04-20　醍醐

京阪電鉄で「あぜくら」主催の企画旅行のための団体列車が、4月26日から運転開始されました。平日を中心に、運転日が設定されています。運転区間は天満橋−出町柳で、午前中に上り、午後に下りの各1本が運転されます。使用車両は8000系または3000系で、「団体」と専用の副標の2枚の標識を掲出し、行き先表示器と鳩マークは無表示です。なお、標識は回送時にも掲出されています。

Photo : 2004-04-26　野江



	8000系による初日上り列車	2004-04-26　野江
	上記の回送列車	2004-04-26　野江
	3000系による下り列車	2004-05-11　中書島−淀
	上記の回送列車	2004-05-11　中書島−淀

京阪電鉄の9000系第1編成が4月22日から検査入場したため、その代走として6000系等のロングシート車8連が充当されています。今までにも、9000系の代走としてロングシート車が運用されることはありましたが、ラッシュ時中心の運用に充当されることが多く、昼間の特急として使用されることはあまりありませんでした。しかし、昨年秋のダイヤ改正で9000系が日中も特急に使用されるようになったため、今回から代走も日中の特急にも充当されています。この代走は9000系の入場が終わるまで続くため、当分の間はロングシート特急が日中にも見られるものと思われます。なお、代走はロングシート8連の各車が使用されており、異端車6014や7200系も使用されます。

Photo : 2004-04-29　中書島−淀

京阪電鉄では、5月2日に休日特別ダイヤによる増発を実施しました。昨年秋の行楽シーズンには複数日にわたって休日特別ダイヤが実施されましたが、今シーズンは1日間のみの実施となりました。増発の内容は昨年秋と同じです。午前に上り臨時特急9本を増発するほか、京都競馬開催に合わせて枚方市行き準急を一部淀まで延長しました。午後にも下り臨時特急8本、淀発臨時急行、GALLOP号など、多くの列車が増発されました。なお、連休中の5日には休日特別ダイヤは実施されませんでしたが、休日ダイヤに加えて臨時特急が増発されています。

Photo : 2004-05-02　大和田

京阪電鉄では、昨年秋のダイヤ改正以降、土曜日の女学生児童優先車(R0700H)は特急車で運転されています。5月22日には、ダイヤ改正以降初めて、この運用に3000系が充当されました。

Photo : 2004-05-22　寝屋川市

京阪電鉄の宇治線に、6月23日夕方から25日深夜にかけて1919Fの5連が入線し、通常の4連運用の代わりに使用されました。これは、23日の昼間に発生した宇治線内の踏切事故の影響により、運用が乱れたためと思われます。同編成は、3月に特急色の見納め運転で宇治線に入線したことがありましたが、塗色の変更後は宇治線への初入線となりました。宇治線は昨年9月のダイヤ改正以来、すべて4連で運転されており、5連の運用は通常ありません。

Photo : 2004-06-24　観月橋−桃山南口

京阪で、6月30日に特別貸切列車「海老蔵号」が運転されました。これは、11代目市川海老蔵（新之助改め）の襲名披露興行が7月3日〜28日の日程で大阪松竹座で行われるのに先立ち、海老蔵丈が6月30日に市川家ゆかりの成田山大阪別院に襲名奉告参拝するため、その関係者の貸切列車として、天満橋から香里園までの区間を運転されたものです。使用車両は8000系で、先頭および最後尾の正面に装飾を施した上に副標を掲出、さらに先頭車側面には「海老蔵号」という大きな文字が入りました。

Photo : 2004-06-30　野江

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