ニュース写真集　2006年04月〜06月

京阪の春の臨時列車「桜EXPRESS」が、今年も4月1,2,8,9日に運転（ただし2日は雨天のため運休）されました。運転区間は天満橋−出町柳、本数は午前中に上りが2本のみで、昨シーズンの上下各3本から比較すると、大幅な減少です。2本のみのため、一般車や9000系は充当されず、すべて特急車での運用となっています。副標は新たなものが用意され、桜の花をかたどった珍しい形状のもので、同一デザインのものが正面左右に1枚ずつ掲出されています。

Photo : 2006-04-01　八幡市−橋本

京阪の7200系は、通常は8連2本と7連1本に編成されていますが、4月9日〜16日に5連での運用がありました。これは、1900系3編成が廃車となり、一時的に5連の編成が不足したことに対する処置です。5連になったのは第2編成で、通常の8連から中間車3両を抜いて編成されました。

Photo : 2006-04-16　森小路

4月16日、京阪本線のダイヤ改正が行われました。中之島新線工事に伴う天満橋付近の配線変更と、淀駅下りホームの移転に対応するものですが、ダイヤパターンの変更を含めた大幅な改正となっています。改正以前は、昼間のダイヤパターンは、全線直通の特急と準急、これに枚方市折り返しの準急と、萱島折り返しの普通が加わるものでしたが、改正後は、全線直通の特急と普通、これに枚方市折り返しの急行と、萱島折り返しの区間急行が加わるものとなりました。また、区間急行は淀屋橋まで行かず、天満橋で折り返します。昼間時間帯に区間運転の急行や、天満橋行きの区間急行など、珍しい列車が見られるようになりました。

Photo : 2006-04-16　野江

京阪電鉄の10000系が増備されました。今回の増備は、第4〜6編成の合計12両です。最初の第4編成は3月中に搬入され、4月15日から運用を開始しました。今回の増備車は、基本的には平成14年新造の1次車と大差ありませんが、側窓の枠が黒色になっていることが、外観上の相違です。また、台車はM台車が1次車と同じ川崎重工製のKW77D、T台車は1次車の住友金属製FS517Eから川崎重工製KW-77DTになり、川重製の台車で揃えられました。その他、車内の優先座席の柄が最近のものに合わせて変更になった、難燃化対策で蛍光灯グローブが廃止された、などの小変化があります。追って、第5〜6編成も搬入、運用を開始します。

Photo : 2006-04-15　村野

京阪電鉄浜大津駅前の大型複合施設「浜大津アーカス」が今年で開業8周年となるのを記念して、大津線にラッピング車が登場しました。ラッピング車となったのは705-706の編成で、先頭部分から前ドアの直前までにラッピングが施されています。特に、正面付近は完全にラッピングで覆われており、かなりインパクトがあります。近年、大津線にはラッピング車や広告車が多く登場していますが、正面付近を完全にラッピングした例は珍しいです。なお、運転期間は、2006年4月20日〜11月30日までの間となっています。

Photo : 2006-04-30　三井寺−別所

京阪では、4月16日に淀駅下りホームの移転が行われましたが、従来の駅にあった始発用の3番ホームが廃止になりました。これにより、淀車庫から出庫する下り列車は、いったん中書島まで行き、折り返す必要が生じました。通常ダイヤでは淀始発が少ないので、あまり問題はありませんが、京都競馬開催時には多数の淀始発臨時列車（通称「馬臨」）が運転され、これらの列車も回送する必要が生じました。4月30日は天皇賞のため特に多くの臨時列車が運転され、中書島だけでは捌ききれず、一部は三条や出町柳で折り返しました。中書島−淀間では多数の回送列車が見られるようになり、一部はすでに淀から先の行き先を表示しているため、この区間では見られるはずのない列車を見ることができました。

Photo : 2006-04-30　中書島−淀

京阪で、5月3日〜5日に臨時特急「わかばEXPRESS」が、天満橋−出町柳間に運転されました。4月に運転された「桜EXPRESS」は上り2本のみでしたが、「わかばEXPRESS」は3本になりました。使用車輌は3本とも特急車です。今回も葉の形を模した特製の副標が用意され、正面左右に1枚ずつ掲出して運転されました。なお、5日には「KUZUHA MALL」ラッピングの8005編成と3000系が2本目、3本目に充当され、注目を浴びました。

Photo : 2006-05-03　大和田

京阪2600系0番台は、2〜4連を組み合わせて4連または5連として使用されていますが、このほど中間に運転台を挟まない、貫通5両編成が登場しました。元4連の2609Fと2919Fの編成を解き、2609-2919-2719-2709-2809という、3連の中に中間車2両を挟み込んだ形の5連を組んでいます。これは、1900系の廃車と10000系の増備により、4連が余剰となる一方で5連が不足したことによるものです。

Photo : 2006-06-11　野江

2004年8月から、e-kenet PiTaPaの広告塗装となっていた京阪1919編成が、広告を解除され、もとのグリーンの濃淡に戻り、6月17日より運用を開始しました。1900系はこの1919編成を含めて2編成にまで減少しており、今後各種のイベントへの使用が期待されています。なお、10001編成はすでにe-kenet PiTaPa広告を解除されており、3編成あったe-kenet PiTaPa広告編成は、7203編成1本を残すのみになりました。

Photo : 2006-06-18　中書島−淀

京阪2600系0番台は、2〜4連を組み合わせて4連または5連として使用されていますが、このほど7両編成が登場しました。編成は、2614-2914+2603-2703-2803+2626-2826で、2614-2914+2603-2703-2803の5連に2626-2826をつないだ形になっています。2600系の7連は新造車の30番台では存在しますが、0番台では非常に珍しいです。

Photo : 2006-06-25　中書島

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