ニュース写真集　2006年10月〜12月

今年3月で廃車となった京阪1900系の3編成(1913F,1915F,1921F)は、廃車時の姿のまま淀車庫に留置されていましたが、このほど解体されることになり、寝屋川車庫に回送されました。まず、1913Fが10月2日の、残り2編成が7日の深夜に移動しました。回送にあたっては、いずれの編成もすでに廃車となって籍がないため、工事用軌道車を編成の前後に連結したプッシュプルの状態で行われました。なお、寝屋川車庫へ到着後、一部の車輌は翌日から解体準備が始まっています。

Photo : 2006-10-07（実際の日付は8日）　淀−八幡市

京阪10000系は4両編成のため、通常は宇治線と交野線の線内限定の運用になっています。しかし、10月9日に樟葉で行われた「きかんしゃトーマス」のイベントに合わせて、10000系第3編成のトーマスラッピング編成が三条発樟葉行の臨時列車として運転され、久しぶりに三条まで本線上を運転しました。

Photo : 2006-10-09　鳥羽街道

10月22日、京阪天満橋駅前で「鉄道の日」関連イベント「駅祭ティングてんまばし」が行われ、これに合わせて2本のトーマスラッピング編成による臨時列車が運転されました。7200系のラッピング編成は樟葉発天満橋行の臨時急行、10000系のラッピング編成は私市発天満橋行の臨時Ｋ特急として運転されました。いずれの列車にも「テッピー」副標が掲出され、さらに臨時Ｋ特急には「おりひめ」の標識も掲出され、2枚標識の姿で運転されました。

Photo : 2006-10-07　野江

10月28日、叡山電鉄で修学院車庫の公開イベント「えいでんまつり」が開催されました。これに合わせて、600系を使用した「イベントトレイン600」が運転されました。運行ルートは、午前中に出町柳→八瀬比叡山口→修学院車庫、午後に修学院車庫→二軒茶屋駅→修学院車庫の2回で、いずれも申込制となっています。運転に際しては、「第2回えいでんまつり」と書かれた、大型の副標が掲出されました。600系は、同社では唯一の旧性能、非冷房車で、予備車状態になっていました。さらに「スルッとKANSAI」の導入に際して、この車輌のみ車内機器が搭載されず、事実上営業運転に入ることはできなくなり、イベント専用車となっています。今回は、申込制の列車のため600系が使用され、久しぶりに本線上を走行する姿が見られました。

Photo : 2006-10-28　三宅八幡−八瀬比叡山口

京阪石坂線に、「ハロウィントレイン」が登場しました。これは、10月28・29日に浜大津明日都で行われる「大津たべちゃ絵っ！」イベントのPRのためのもので、車体にはハロウィンにちなんだイラストやPRの文字が画かれており、車内にも装飾が行われています。車輌は607-608で、デザインは夏に運行された「夏真っ盛り号」と同様に、京都芸術デザイン専門学校の学生が担当しています。

Photo : 2006-10-29　浜大津

京阪石坂線に「石坂線文化祭」列車が登場しました。これは、車内に沿線の中学・高校・大学生の作品を展示したもので、昨年に続いて2度目の登場となります。運転期間は10月28日〜11月5日となっており、期間中は同列車だけでなく、駅などでも展示が行われます。

Photo : 2006-10-29　浜大津

京阪で、秋の行楽シーズンの休日に、臨時特急「もみじEXPRESS」が運転されました。運転日は、11月中の日曜日と祝日で、土曜日は運転されません。運転区間は、天満橋−出町柳の上りのみで、夕方の下りはありません。運転本数は3本で、2本が8000系、1本が9000系です。専用の副標も用意されていますが、副標は運転台側に1枚のみで、車掌台側には「臨」の標識が掲出されています。

Photo : 2006-11-05　西三荘

京阪に、「どうぶつの森」のキャラクターをデザインしたラッピング車が登場しました。これは、ひらかたパークで開催されている「劇場版どうぶつの森わくわくヴィレッジ」のPRのためのものです。ラッピングが行われたのは7004編成で、先頭車の正面と側面、および中間車の側面にラッピングによるデザインが行われています。なお、この編成は京都側と大阪側で車輌の正面スタイルが違うため、異なった顔のラッピング車を見ることができます。

Photo : 2006-11-05　寝屋川市

京阪に、今年も「ちびっこアーティスト号」が登場しました。今年のテーマは、『夢いっぱい　いつでもいっしょ京阪電車』で、優秀作品が車輌車内に展示され、通常の営業列車として運行されています。使用車輌は7203編成のトーマスラッピング車で、京都側と大阪側に絵柄の異なる副標を掲出して運転されています。運転期間は、11月11日〜30日です。

Photo : 2006-11-12　中書島−淀

11月18日、京阪電鉄の寝屋川車庫の公開イベント「ファミリーレールフェア」が行われました。これに合わせて、天満橋発寝屋川車庫行き団体列車が、10003編成（トーマスラッピング車）を使用して運転されました。乗車は事前申し込み制で、小学生以下の子供とその保護者限定です。運転に際しては、専用の副標と「団体」の２枚の標識を掲げて走行しました。また、イベント会場では、廃車間近の1900系2編成を並べて留置し、各種行き先板を取り付けての撮影会が行われました。七夕イベント以来の1900系の並びには、ファンの注目が集まりました。

Photo : 2006-11-18　野江

京阪石坂線に、今年も「クリスマストレイン」が登場しました。今年は、12月23日に浜大津明日都で「大津市まちづくりパワーアップ夢実現事業」の一つとして行われる「大津たべちゃ絵っ！！浜大津クリスマス」イベントのPRも兼ねたものになっています。デザインは、「夏真っ盛り号」や「ハロウィントレイン」でおなじみの京都芸術デザイン専門学校と、大津市内の高校生の共作となっています。クリスマストレインとなったのは、601-602の編成で、運転期間は11月27日〜12月25日です。

Photo : 2006-12-03　浜大津

京阪では、男山ケーブルの50周年を記念して、2005年12月3日からケーブルの車輌に副標の掲出と車体の装飾を施して運転を行っていましたが、これが2006年12月3日で終了になりました。ちょうど1年間、行われていたことになります。

Photo : 2006-12-03　八幡市

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