ニュース写真集　2010年01月〜03月

京阪電鉄本線は、1月1日〜3日は正月特別ダイヤで運転されました。特急、急行、普通が10分ヘッドとなり、急行と普通の一部が中之島行きに振り分けられる点は昨年と同じですが、車輌の運用は昨年から変化がありました。不足する特急車両には一般8連ではなく3000系が充当され、急行2本にも3000系が使用されました。特に、今年は8010編成が改造工事のため長期入場中であり、特急車の不足が3編成となるため、その3本に3000系が充当されました。なお、急行は3000系の2本をのぞき、一般8連が使用されています。

Photo : 2010-01-03　中書島−淀

京阪電鉄石坂線の全車両に、正月にちなんだデザインの副標が、1月1日から掲出されました。副標のデザインは4種類で、干支や正月にちなんだ文字やイラストがデザインされています。4種類のデザインは特に規則性はなく使用されていますが、編成の前と後ろでは同じものが使用されています。なお、トーマス編成やマザーレイク編成にも、他の編成と同じデザインのものが使用されています。また、広告車などで平常時から副標を掲出していた編成については、正月用の副標と2枚掲出となっています。

Photo : 2010-01-03　浜大津−三井寺

1月10日13時過ぎ、京阪電鉄寝屋川市駅で人身事故が発生しました。この影響で、その後のダイヤが大幅に乱れ、通常とは異なった車輌運用で運転が行われました。中でも、本線特急1往復が2400系で運転され、非常に珍しい光景となりました。この特急には、上りは2451編成、下りは2456編成が使用されました。

Photo : 2010-01-10　中書島−淀

京阪電鉄の遊園地「ひらかたパーク」の今年の催し物が「きかんしゃトーマス」になったことに合わせて、従来から「きかんしゃトーマス」のラッピングが行われている京阪線の7001編成と石坂線の613編成に、新たに副標が掲出されました。副標は2枚あり、1枚は催し物をPRするもの、もう1枚は今年でトーマスが65周年となることを記念したものとなっており、京阪線と石坂線でデザインは共通です。掲出期間は、催し物開催期間と同じく、3月13日〜7月4日となっています。

Photo : 2010-03-14　中書島−淀

京阪電鉄10000系は、登場以来ターコイズグリーン1色の塗装が施され、異彩を放っていました。しかし、2008年5月から始まった新塗装に順次改められ、最後まで旧塗装で残っていた10006編成が3月26日に入場したことから、ターコイズグリーンの車輌は消滅しました。なお、最終日の25日には、直通準急「ひこぼし」に充当されています。

Photo : 2010-03-25　京橋

京阪電鉄8000系のリニューアル編成が登場し、3月28日から一般営業運転を開始しました。リニューアルの内容は、混雑時に対応するためのもので、車端部のロングシート化とつり革の取り付けが主となっています。同時に、車内のデザインも改められ、3000系に準じた床材や、ドアなどには木目調のパネルが採用されました。一方、京阪特急の伝統であったテレビカーは姿を消し、また、電話機が廃止されて無駄な空間となっていた電話室も撤去され、一般の車両と変わらない車内になりました。この編成は27日に中之島駅で一般向けのお披露目が行われ、その後、出町柳まで臨時特急として運転されました。翌28日からは一般営業に就き、他の特急編成に混じって使用されています。なお、リニューアルを記念して、4月11日までは専用の副標も掲出されています。

Photo : 2010-03-27　橋本−楠葉

京福電鉄では、3月25日で開業100周年を迎えるのを機に、車輌の塗装を変更することになり、その第1弾が同日に登場しました。新しい塗装は「京紫」と呼ばれる色の一色塗りで、従来のクリームと緑のツートンとは大きく印象が変わっています。今後、塗り替えは順次進められ、レトロ車やラッピング車などの特殊塗装以外は、すべてこの新しい塗装となります。

Photo : 2010-01-27　西院−西大路三条

京阪電鉄の春の臨時列車「さくらEXPRESS」が、今年も運転されました。今回の運転パターンは、3月28日が1本、4月3･4日が3本で、いずれも午前中の上りのみとなっています。使用車輌は、3月28日と、4月3･4日の1本目には3000系が、4月3･4日の2･3本目には一般車8連が充当されました。中でも、4日の2本目には6011編成が充当され、久しぶりに6000系の臨時特急を見ることができました。

Photo : 2010-03-28　橋本−楠葉

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