ニュース写真集　2014年01月〜03月

正月三が日、京阪本線は正月ダイヤで運転されましたが、今年は大きな変化が見られました。長年、正月ダイヤは特急・急行・普通が10分ヘッドで運転されるものでしたが、今年は12分ヘッドとなり、実質的な減便となりました。減便された分を補うために、臨時快速特急「洛楽初詣」が、午前中に上り、午後に下りでそれぞれ8本運転されました。快速特急は、行楽シーズンに上りのみ運転されていますが、下りとしては初の設定であり、また、上下合計16本という本数の多さも今回が初めてです。「洛楽初詣」には8000系が使用されたため、8000系と3000系で通常特急のすべてを運用することができず、不足分には一般車8連が充当されました。また、急行の一部は7連となり、通常ダイヤではあまり見られない車輌と種別の組み合わせが、全線を通してみることが出来ました。

Photo : 2014-01-03　中書島−淀

京阪で、貸切電車「京都日本酒電車」が、2月8日と2月22日に運転されました。これは、京都市が「京都市清酒の普及の促進に関する条例」のPRの一環として開催したもので、車内で京都の日本酒とおつまみ弁当が味わえるというものです。運転経路は、三条→樟葉→中書島→宇治→中書島で、車輌は10002編成が使用されました。

Photo : 2014-02-22　中書島−淀

京阪電鉄の商業施設「KUZUHA MALL」が3月12日にグランドオープンしますが、それに先立ち、13000系2編成にラッピングが施され、8000系・3000系全編成には副標が掲出されました。ラッピングは13002編成と13004編成で、それぞれ2月14日と19日から運用に就きました。副標は2月14日から掲出が開始されました。また、京阪線すべての編成の側面戸袋部分に、ステッカーが順次貼られています。

Photo : 2014-02-23　交野市−河内森

大井川鐵道で活躍を続けていた京阪元3000系が、2月14日をもって運用から離脱しました。引退に先立ち、金谷側の先頭にも京阪特急のシンボルである鳩マークの取り付けや、側面の「テレビカー」表示の復活など、原型に近づける改造を行った上で、1月18･26日、2月8･9日には旅行会社主催で撮影会と組み合わせた団体列車が、2月2日には有志による貸切列車が運転されました。最終日となった2月14日には特別なセレモニー等もなく、定期列車に充当されて運用を終えました。なお、同編成はその後も新金谷に留置されています。

Photo : 2014-02-14　金谷−新金谷

京阪8000系に、ヘッドライトをLEDに交換した編成が登場しました。従来使用されていた角形のシールドビームが、メーカー生産終了になったことに伴う処置です。LED化されたのは8008編成と8009編成で、それぞれ2月19日と2月21日から使用開始となりました。また、2編成は異なる形状のLEDが使用されています。8008編成はLED素子の前にレンズが付いており、正面からは円形のレンズが見えます。8009編成はLED素子がそのまま見えていて、正方形状に並んだLEDが見えます。今後、他の編成や同型のライトを使用している他の形式も交換されるのか、どちらの形状が最終的に採用されるのか、興味の持たれるところです。

Photo : 2014-03-23　中書島−淀

3月12日にグランドオープンした京阪電鉄の商業施設「KUZUHA MALL」に、旧3000系の先頭車輌が展示されました。展示されたのは、最後まで残った8531編成の京都側先頭車である、元3005号車です。展示にあたり、正面には貫通幌を、側面には「テレビカー」の切り抜き文字を取り付けるなど、原型に近づける工事が施されています。車内も、座席のモケットを登場時の物と同様の柄に交換、運転室上部にはテレビの取り付け（ただしブラウン管ではなく液晶）、運転台は２ハンドルに戻すなど、可能な範囲での復元が行われています。展示車は施設内の設備として、車内にも自由に出入り出来るようになっています。

Photo : 2014-03-14　KUZUHA MALL

京阪13000系に、第6編成が登場しました。13000系は2012年に5編成が新造され、10000系とともに宇治線と交野線の4連車運用に使用されてきましたが、両方を合わせても4連車は1編成しか予備がなく、検査入場時などは余裕のない運用が続いていました。今回の増備により4連車は予備が2本になり、緊急時の予備として休車で残されていた2623編成は、ほぼ出番は無くなりましたが、今のところ休車状態のまま存置されています。

Photo : 2014-03-29　土居

京阪電鉄で、昨年7月から運転されてきた「きかんしゃトーマス号2013」のラッピングが終了するのに合わせて、ラストランのイベントが行われました。ラストランでは、普段は走らない線区、種別での運転が行われています。10000系「パーシー号」の10006編成が3月21日に、10000系「トーマス号」の10001編成が3月23日に、それぞれ中之島→私市の臨時快速急行として運転されました。大津線の700形「トーマス号」は、3月23日に浜大津−四宮の臨時列車として京津線を走行しました。いずれの編成も、ラストラン後はラッピングを剥離し、一般塗装に戻っています。

Photo : 2014-03-23　村野

京阪電鉄でノンストップ特急「洛楽」の運転が、春の行楽シーズンの3月21日〜5月6日に行われました。従来、午前に上り2本のみの設定でしたが、今シーズンから午前に上り3本、午後に下り2本に増発されており、正月に運転された「初詣洛楽」の結果が反映されたものと思われます。使用車輌は、すべて8000系で統一されています。なお、「洛楽」に使用される車輌は車庫から直接出庫するのではなく、定期特急が折り返し「洛楽」に使用され、抜けた定期特急用の車輌が車庫から送り込まれる運用です。従来、この送り込みは回送列車でしたが、今回から午後の送り込みは淀→出町柳の臨時急行として運転され、往年の「競馬臨急」を彷彿させる運用となりました。

Photo : 2014-05-03　中書島−淀

中之島一帯で行われるアートイベント「キテ・ミテ中之島」の作品募集が開始されるのに合わせて、京阪の7004編成に副標の掲出が始まりました。掲出期間は、、3月24日〜6月22日となっています。

Photo : 2014-03-29　橋本−樟葉

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